were to” の「toが省略される理由」

英語の仮定法に出てくる “were to” の「toが省略される理由」について解説します

◆ 仮定法における “were to”

まず、“were to + 動詞の原形” は、起こりそうにない未来の仮定 を表す表現です。

例:

• If he were to win the lottery, he would buy a mansion.

(もし彼が宝くじに当たったら、豪邸を買うだろう。)

◆ 「to」が省略される?本当?

実は、「were to」という表現と、単なる「were」を使った仮定法過去は別物です。

🔹 ① 仮定法過去(単なる were の場合):

これは一般的な非現実的な仮定をするものです。

• If I were rich, I would travel the world.

(もし私が金持ちなら、世界を旅するのに。)

👉 このときの “were” の後には「to」は付きません。

🔹 ② 仮定法未来(were to + 動詞):

これは、「将来の可能性が非常に低い仮定」を言う場合に使います。

• If I were to lose my job, I would move abroad.

(もし仕事を失ったら、海外に引っ越すかも。)

👉 このときの「to」は省略不可です。

◆ 「wereの後のtoが省略される」というのは誤解

おそらくあなたが見聞きした「toが省略されている」というのは、実際には「仮定法過去」と「仮定法未来」の混同によるものです。

つまり:

• “If I were to go” → 仮定法未来(to 必要)

• “If I were going” / “If I were” → 仮定法過去(to 使わない)

なので、toが省略されたのではなく、最初から別の構文なんです。

表現

構文

用途

to の扱い

If I were rich

仮定法過去

今の非現実的な仮定

to は不要

If I were to win

仮定法未来(“were to” 構文)

起こりそうにない未来